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さいきん新しい映画館がいっぱいできていますねー。
7月19日には新宿ピカデリーがオープンだそうです。 この間通りがかったら、まだ内装工事中だったガラス張りの建物の中に クローントルパー?かなんかの等身大人形があったりして きっと、映画以外にも楽しめるところの多い映画館なんでしょうね。 まだまだ新しい新宿バルト大丈夫かな・・? 新宿バルトはマルイの上にある夜景の綺麗な映画館で エレベーターを上がる空間が割りと好きですが、レストラン街とかがショボめなので ホント映画観るだけにしか行かないし、 深夜にばかり訪れているせいか、 いつもガラガラな客席しかみたことがないのが心配です。 先日「告発のとき」を観てきました。。 先月、封切すぐにインディージョーンズを観て、 久々に、超エンターティナー〜〜〜〜〜な 内容で、 面白いのに、内輪盛り上がりで作った雰囲気と軽い台本に まぁスピンオフとしては、コレくらいの情熱で十分なのかなー んーでも、インディと宇宙人とかはなんか自分で自分の作品の悪乗りパロディみたいで ちょっと引いちゃったなーとか もっと考古学的に深い内容を期待してたのにーとか、 もうジョージルーカスとかスピルバーグに ここの脚本荒くない?って突っ込めるスタッフとかいないの?とか いや、そのへんのエンターテイメント映画からすると やっぱりインディージョーンズは超面白かったし インディ写ってるだけで嬉しいファン心理もあって十分楽しめましたが。 ちょっと突っ込みたい気持ちで帰ってきたので 今回は突っ込みにくそうな がつん!と社会派の映画を選んでみました・・ どうしても映画を夜観るのに、寝る前のあと味を考えると 重いのはどーしよーかな〜って悩むのですが、 同じ重くても、ポールハギスの脚本はただ悲しいだけぢゃなくて救いがあって好きだし 今年は、インディージョーンズの前に観たやつが フワッフワのボヨヨーンと軽すぎる出来の 「ジャンパー」だったので、(しかも画面酔いした) まぁ久々に重くなっちゃってもいいかなーと・・ トミーリージョーンズって、缶コーヒーのBOSSで宇宙人として 佇んでますよね。 「この星の八代亜紀は、泣ける」 って演歌の似合うアメリカ人? 言葉を発しないで、佇んでるだけで語りかけてくるような雰囲気の 日本人が共感しやすそうな俳優さんですね。 菊はあまりトミーリージョーンズ知りませんでした。 逃亡者の追いかけてた人くらいのイメージしかなかったけど、 ノーカントリーにも出ていたんですね ノーカントリーは観にいこうかと思いましたがものすごい重そうだったのでやめて アホ映画「ジャンパー」にしちゃったんですよ。 映画としての価値よりも、 寝る前に思い出して悲しくなったり眠れなくなったりしないように 心の平安を取ってしまう、寝る前時間保全主義なじぶん・・ でもポール・ハギスの脚本は、ミリオンダラーベイビーとか カジノ・ロワイヤル(玉責めされるボンドで話題の♪)とか、 クラッシュとかみんな好きだし、 (硫黄島と父親達の・・は一緒に見たいので時間できるまで避けてます) 悲しいことがあっても、けっこう救いがあるので、 夜でも観れるような気がしました!! 先入観なく観たいので、評価とか見ないでいったのですが あああ・・・ 状況は最悪ですのセリフがこだまするうっうtぅうーー アメリカの悲鳴が聞こえる・・ 逆さまの星条旗がものすごく痛々しい。 最後に涙でちゃうとか、そういうストレートな反応もできない 閉塞感に胸が苦しくなるタイプでした・・。 過酷な状況の中で、人としての感覚が狂っていくことなんて きっと誰も予想できなかったんだろうな。 強い人、弱い人がいるんじゃなくて、状況によって すごく強くなったりすごく弱くなったりすることを、 ひとは その時々の耐性をつけながら覚えてゆくわけですが、 ものすごく強くありたいと、ヒーローになろうと 英雄ダビデのように その地に降り立っただけで強くなってきた気がする若者達が ホントはウナギかっさばくのを見ただけで具合悪くなる繊細さを持っていて その弱さをどうやって隠すかに躍起になってしまうトコが すごくよくわかります。 逆に 退役軍人父の、経験といろいろなことを割り切っていける強靭な精神力とかも驚異。 小筆で、小さく陰影をつけていくような緻密な描写で 「間違っていても、狂っていても、そうしなければ、自分を保てない」っていう ギリギリの均衡を維持する為の狂気と それに目を背けたかった複雑な感情が すごい説得力で描かれています。 激しさをあらわにすることもなく、淡々と受け止めるトミーリージョーンズの 元軍人の父の佇まいが、もう悲しくて悲しくて きっと自分も軍人だったからこそ 誰よりも息子の心情を理解していると思っていたでしょう。 アメリカの愛国は正義と信じるべきで、 小さな矛盾を知りながらも、勇気ある次男が戦場へ行くのは 喜ばしいと、誇りに満ちていただろうし、息子が立派に戻れば 自分の生き方も大きく肯定できるだろうし・・ 軍人として立派だった父としては 聖書の物語、 In the Valley of Elah (エラの谷にて)を 巨人ゴリアテに、たった一人の少年ダビデが無謀な戦いを挑んで 見事勝利を収める武勇伝を、勇気の象徴みたいにエミリーの息子に聞かせたり します、 きっと息子にも聞かせた話だったのでしょう。 勇気を持って挑むは軍人の家系の家訓でしょうか? でも、もう In the Valley of Elah を素晴らしい話として語ってはいけない時代になのかも。 イラク戦争から後、もうアメリカの英雄神話は限界、崩壊しかけてることに 早く気がついて欲しい、正義で戦う古いヒーローはいらない・・ そんなメッセージが伝わってきます。 この映画、構造は上質ミステリー仕立てだけど、 テーマは思いっきり反戦映画でした、 邦題が「告発のとき」ってあるからミステリー色が強く思えたし 軍警察の汚職とか、法廷シーンなんかもあるのかなと予想してたけど ぜんぜん違っていました。 もう少しいい邦題ならよかったのにー エラの谷底とか(暗っ・・) Fuckin the Valley of Elah (これはないか・・) Inverted flag (逆向きの旗) Hero's flag (英雄たちの旗) The hero's confession (英雄の告白) Heroes in bottom of a ravine (谷底の英雄達) やっぱりタイトルって難しいですね・・ 菊はその時々で強くなったり弱くなったりする 耐性つけ途中、いわゆる修行中の普通の人間なので、 寝る前に見た映像でうなされたりすることは避けたいといつも思っているわけです。 寝覚めの悪い映像で、 翌日に響いてしまい。 ちょっとしたミスとかから大ごとに!とか、 イラクで戦っていなくても、 げんだいしゃかいはちょっとしたことから ドミノ倒しが起こりそうな、狂気の種がいっぱいありますから、 自分の生活を良く保つための娯楽や情報に 心をやられてはいけないわけで、 情報は選んで、自分を守っていかないといけないなと・・ 「告発のとき」は重いですが映画として素晴らしくマトモで、 日本人にはわかりにくいアメリカ人の愛国心とか、イラク戦争に対する心情とか すごく伝わりやすいいい映画でした。 あんまり関係ないけど、ポール・ハギスさんの名字 ハギスってアイルランドの内臓料理ですね・・ 一度食べましたが、クセのあるパテみたいな感じでした。 濃いアイリッシュウイスキーと合います。 モツ煮太郎みたいな名前って・・ 寝る前にいい気分で寝たいときは アイルランドの映画、ONCEダブリンの街角でが良いです。 これというストーリーの複雑さや暗さもなく、 素朴な感情とかやさしい音楽に安心できます。 くたびれ気味のミュージシャンと、地味なチェコ移民の女性とがかもし出す曲が ホントに素晴らしくて、吸い込まれます♪ 海のシーンも綺麗で、寝る前に観るには最高です。 DMCは8月終わりまで待たなきゃだし、8月はわりと時間が取れそうなので ぽにょ〜とかキャメロンディアスの真骨頂っぽいラブコメとかみに行こうかなあ・・ 故・水野晴男さんのご冥福をお祈りします。 |
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| 菊音と泥棒、その妻と愛人 |
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